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君に熱視線゚
第1章 きっかけ
晴樹の喰らい付き方に中島は驚きながら答えた
「田中…なえ‥ねぇ‥‥
‥なえ はどんな字?」
晴樹は突っ込んで聞いた
「え‥‥苗木の苗…」
「苗木?…へぇ…
案外、お祖父さんが豊作でお祖母さんがイネ(稲)って名前だったりしてなっ?
ぷぷっ」
晴樹は楽しそうに語っている
そんな晴樹を中島は再び悶絶へと追い込んだ
「当たってますよ……
ちなみに‥お父さんが満作だって言ってました」
「満作!??・・・ぷっ
最高っ!!ぶはっ
たまんねぇっ気に入った!!」
晴樹は膝をバンバン叩きながら喜んでいた
「なぁ友理‥晴樹サン…
何、一人であんなに盛り上がってんだ?」
お兄ぃが料理を取りに来たついでに中島の側にきて聞いた‥
「うん… なんか…あたしの友達のことがツボにハマったみたい」
「そぅ‥なんだ
ちょっと珍しいからさ‥
晴樹サンがあんなにバカウケするなんて‥」
「やっぱり?見た感じクールそうだもんね…」
お兄ぃと中島は笑い疲れてぐったりなってる晴樹を眺め意見をかわす。
そして晴樹は時折、肩を震わせながら思い出したように吹き出していた