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君に熱視線゚
第15章 恋心
タナカサン‥‥
「……──?」
何だか呼ばれたような気がして辺りを見回す‥‥
「……っ!??‥」
そして、電柱の影から手招きをする結城の女生徒らしき人物と目があった。
銀ぶちの眼鏡をかけ、キチキチに編んだみつ編みが結城の制服の可愛さを殺している。
ゆっくりとした手招きに苗は恐怖を憶えながらもフラリと近寄ってしまった!
女生徒は、捕まえた!!そう言わんとばかりに苗の手を握り眼鏡のレンズを光らせる!!
「田中サン!貴方に頼みがあるの!聞いてくれる!?」
「‥‥‥お得な情報ですかね?」
苗の言葉に相手はウンウン頷いている。
そして、ソッと‥‥デジカメを渡した‥‥‥
「これは?‥」
「結城先輩の写真を撮って欲しいの‥‥
ベストショットなら‥‥
高く買うわ‥‥‥」
銀ぶちを゚+。゚キラーン!と光らせ獲物を見据えるように苗を見つめる‥
「‥高く‥‥‥買う?」
「そうよ…調べによると‥
貴方結構生活に困ってるらしいじゃないの‥‥‥
イイ稼ぎになると思うわよ‥‥‥」
言った後に、にやりっと笑いズリ下がる眼鏡を押し上げる。
‥いい‥稼ぎ‥‥//‥