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君に熱視線゚
第16章 温泉旅行
海岸線沿いを走る車から苗の指差す方を見ると真っ赤に染まる雄大な空から、きれいな夕陽が徐々に海に沈んで行く‥
「綺麗だな‥」
「うん‥海沿いでしか見れないもんね‥‥」
何となく‥やっといい雰囲気になってきた‥
晴樹はそう思っていた。
「もうすぐしたら着くから‥」
はしゃぎ疲れたのか少し大人しくなった苗に晴樹は言う
「旅館着いたら何する?」
「着いたら?‥」
‥うーん‥着いたらまず、やっぱ裸体にタオル巻き巻き兄さんショット‥‥だょね
「着いたらまずお風呂だょ!」
「‥//‥
そうだよな‥
軽く風呂入ってそれから飯だよな‥‥
で、またゆっくり風呂入ればいいしな‥‥/////‥」
晴樹は照れながらとりあえずのスケジュールを組んだ。
よこしまな気持ちで赤くなる顔も夕陽に染まってまったく苗にバレていない‥
そして砂利の敷き詰められた路を登り、いかにも大人の隠れ宿‥
そんな雰囲気の旅館に二人は辿り着いた‥‥‥
格式高そうな玄関にはさっそく上客を待ち侘びていた女将と下駄番のおじさんが深々と頭を下げて出迎える