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君に熱視線゚
第18章 大切な人[前編]
脚本家―夏目 大介が送る!
Summer・Story
―海物語―
〜苗とラブラブ・
メモリアル〜編*゚+。*゚+
『あはは‥
苗はこんな泳ぎも出来ないのかょぉ*゚+。*゚+
そんなんじゃ波に拐われちまうぜっ』
『ぃぃもん!!
苗は波に拐われる前に大ちゃんが拐ってくれるからっ!!』
──ドキッ‥苗‥//
ぷぅっと膨れながら言う苗に大介はゆっくりと近づき苗の顔を上向かせる‥
夕陽に染まる苗の顔が微かに熱く、そして潤む黒い瞳には黄昏色の輝きでキラキラと光るオレンジの海が映し出され、大介は息を飲んだ‥
スローモーションのように重なる二人のシルエット‥
そして熱い吐息‥
唇を重ね合わせた二人の間には夕陽の輝きさえも入りこめなかった──
‥///‥‥完璧‥じゃんっ
夏目はいつの間にかグルグル巻きの布団を抱きしめ顔を埋めていた……
そして、完璧なシナリオのデキに舞い上がる!!!
‥くそっ!…//…俺ってチョ凄くねぇ!??
抱きしめた布団とクルクル激しくダンスする夏目!
興奮しすぎでいつもより多めに回っている夏目!!
──ガツッ!
「はぅッ・・
……痛ッ」
そして、クローゼットの角に足の小指を激しく打ちつけ撃沈していた…