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君に熱視線゚
第22章 君に熱視線゚
‥なんでって俺に言われても‥‥‥
なんでだ!??──
晴樹はそう思いながら苗の携帯に目を通した‥‥
〔苗‥ごめん
別れよう‥‥‥
たぶん、今の俺じゃ苗に似合わないから‥
だから、もういっかい白紙に戻して考えたいから‥
ごめんな‥
勝手なこと言って‥‥
先輩にもよろしく言ってて
腕の傷お大事にって‥〕
‥‥っ‥アイツ──!
晴樹は夏目からのメールを呼んで苗を見つめる。
苗は相変わらずぐちゃぐちゃ泣いていた……
晴樹はそんな苗の頭をそっと撫で、自分の胸に寄りかからせる。
「苗‥
そんなに泣くなッ‥」
夏目に振られたと言って泣く苗に晴樹は胸が痛む‥
‥もしかして夏目のこと好きだったのか?‥‥っ‥!
そう思えてならなかった‥
「苗‥‥‥
夏目じゃなくても他に男はいるだろッ‥
アイツじゃなくたってッ!!」
晴樹のその言葉に苗はガバッと起き上がり訴える!!
「いないも゛‥
大ちゃんしかッいだいも゛」
「──…っ…」
──っ…!?…なにッ