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君に熱視線゚
第3章 ランチ


店内を一通り見回すと、テーブルのメニューを手に取り何やら苗はプルプルと震えだしている。



青筋の立ち始めた苗に晴樹は声をかけた。

「どうした苗?
コーヒーは食後でもいいだろ?」


当然、晴樹は最初から食後のコーヒーもご馳走するつもりでいたから、苗にそういうと‥


「こんな高いコーヒーはいらなぃ!水で十分!!」


‥晴樹は何故か怒られた


「大丈夫だよ…
コーヒーチケットがあるから、全部半額以下で飲めるし‥好きなもの頼みな」


「えっそうなの!?」



そういうと、苗は一番高い
エスプレッソを頼んだ‥



そして、運ばれてきた料理を一口食し、苗はグッ!と親指を立てて無言で晴樹にサインを送ってくる‥‥

仕方がないので同じサインを晴樹も送ってやった──


食事が済むとすかさず食後のコーヒーが運ばれてくる。

ここは学食といってもちゃんとウェイタ−がいて普通のレストランと変わらない…

結城が経営しているレストラン関係に配属される前に接客係りの者は皆、研修がてらこの学食で学ぶことになっている‥

したがって、客は例え学園の生徒でも丁寧な応対ができなければならなかった………


そして、目の前に出されたエスプレッソのカップに苗はまた、驚愕していた
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