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君に熱視線゚
第22章 君に熱視線゚

苗に押されて口ごもる晴樹を貴志はニヤニヤしながら眺めている。


「何だよ!?その顔はっ」


「べっつにぃ〜♪」


‥なんだ‥完全に晴樹の片想いってことかよ?
しかも、全然気にかけてもらってねぇじゃん…


「‥‥‥‥







‥‥‥‥ぶふっ」


「──!?‥っ…//」



貴志の吹き出し笑いに晴樹は敏感に反応していた。


晴樹は切ない表情で未だにくずる苗を見つめる。










苗…



俺はいつまでこんな想いを抱え込めばいい?



手に入りそうで入らない‥



近すぎて遠い‥





やっぱり俺はお前を追うしかないんだな…




それでも心に決めたから‥

見失わないように俺は追う

熱い想いで‥


熱い視線で‥



いつか気づいてくれるまで



俺はお前を追うことに決めたから…


いつかは君に届け、この想い──







君に──‥熱視線゚。*゚。+゚*











〜*〜*〜

切ない想いを抱えこみ‥

手中にあるのは

恋の片道切符だけ…



走り出した届かぬ想い‥




恋の終着駅はまだまだ遠い──





鈍ちん苗に惚れてしまった晴樹の果てしない苦悩はこれからもまだまだ続きそうだった──。


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