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君に熱視線゚
第27章 任務!
♪〜
「‥あ、メールだっ」
夏休み初日を迎え、苗はうだるような暑さの中でどんよりしていると携帯に1通のメールが届いた──
滅多にこないメールにウキウキしながら確認すると‥
[受信]
〔任務は完了したかしら?〕
晴樹マニアの姐さんからだった‥‥
「任務?
はぁ!?忘れてたょ!」
苗は焦りながら、前に姐さんから預かっていたメモ紙を机から取り出す
‥そぅそぅこれ!
その紙を手にし、苗は晴樹に連絡を入れた
♪〜♪〜
「‥ん?‥」
‥苗‥//‥
晴樹は苗からの電話に心を早らせる‥
メールはちょこちょこ来るが苗の方から自分に掛ってきたのは、晴樹が縁切り宣告をしたあの日が初めてだったのだ‥‥‥
「もしもし‥苗?‥//
どうした?」
晴樹はドキドキしながら電話にでた‥
‥なんだ?どっかに連れていけとかかな?‥‥//
そんな用事なら尚嬉しい‥
せっかく、夏目と別れたんだ‥
少しはデートらしいこともしたい‥
晴樹のささやかな願望だった──
『兄さん!今どこ?』
「どこって…
今、家だけど?」