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君に熱視線゚
第29章 恋慕
ただ‥‥そう決めてはみたものの──
「───…っ…
あもうムカつく!!
なんだ、あのクソ女ッ!!」
「―――どうしたハル‥
いきなり雄叫びなんか上げて‥‥」
ムーン・ライトのカウンターでいきなり叫ぶ晴樹にマスターのヒロさんが呆れながら声をかけた
今日は金曜日の夜‥
あれから4日経つ‥‥‥‥
苗からは一本の電話もメールも送られて来ていなかった
結局、しびれを切らしたのはやっぱり晴樹だったのだ‥
‥毎日、苗から連絡がきてないか確認する度に苛立ちが募るッ
会いたいッ
そう思うのはやっぱり俺だけッ
しかも、メールさえも送って来ないッ
苗からの連絡だけを待ち望んでる自分に嫌気がさしてくる―――――
「‥そんなに腹立つことがあったんなら何か飲むか?ノンアルコールじゃ気がほぐれないだろ?」
「‥‥‥‥///
いゃ‥これでいい‥。」
晴樹はいつ苗から連絡がきても出掛けられるようにアルコールを飲まずにいたのだ‥
「ヒロさん‥
俺ってすげー健気なんだよ‥‥」
「‥なんだそりゃ!?」