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君に熱視線゚
第29章 恋慕
晴樹は自身の問いかけに、苦笑いしていた…
「おや、晴樹サン‥
遠出ですか?」
仕事用のPCを簡単に処理してバックに詰め込む晴樹に村井が声をかけた
「ん‥
ちょっと真夏のバカンスにでもってね‥」
「…苗サンとですか?」
「‥‥‥‥
何でそう思うんだ?///」
意表をつく村井の問いかけに晴樹は顔を赤らめた
そして村井は言う―――
「晴樹サンは苗サンが絡むと表情が変わりますから
さっきから嬉しそうに旅行の準備されていますし‥」
「‥///‥‥苗は一緒じゃないよ‥。
あいつは里帰りしてるし‥」
晴樹は誤魔化しながら言う
「あ、そうなんですか?
何日に帰ってらっしゃるんですかね、それによって潮干狩りの日程とかも組まなきゃならないし‥」
「あぁ、それなら大丈夫だ16日には帰るらしいから‥」
「そうですか。
‥で、晴樹サンはいつお戻りに?」
「‥‥‥
じゅ‥
じゅうろくにち‥//‥」
「‥そうですか…
楽しんできて下さい。」
「―――‥///‥」
晴樹は村井から顔を背けたまま自室に戻っていった‥