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君に熱視線゚
第29章 恋慕

『──……わ‥かった』





夏目はその一言だけを返し直ぐに電話を切った――



閉じた携帯を握る手に力が入るッ‥


何かを耐えるように夏目は膝を抱え
そして携帯を壁に投げつけたッ――――


みっともない程に嗚咽が漏れる‥
声をしゃくり上げながら夏目は泣いた――――



自分から手放した人は容易に手元に帰って来てはくれないッ――




謝りたいだけだった‥




謝ってもう一度チャンスが欲しかった‥




もう好きになっちゃいけないのかッ?

なんでッ―――――!!



嫌いになって別れを告げた訳じゃないっ





大好きだったからッ





今の自分じゃ駄目だって思ったからッ――――













「‥ヒッ‥‥ックッ…苗ッ――





‥ごめッ‥‥ん…




フッ…ゥッ‥‥‥好きだッ








好きだッ‥…会いた…いッ」













夏目は自分の胸を鷲掴み息苦しさを吐き出すように苗への想いを泣き叫んだ…



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