この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第31章 幼なじみ
そぅ、仮にも悟は由緒ある殿様家系の後継ぎ‥
小さい頃から着物を着せられ、沢山の人前で堅苦しい挨拶文なども自分で手掛け読み上げるなど厳しい教育を受けている‥
そして、剣道部の主将をしているため礼儀もきちんとわきまえていた。
苗より年下に見えない程しっかりとした少年だった‥
ただ、この堂々とした態度が後から晴樹の感に触ってくることになるのに晴樹もまだ、気づいていない‥
晴樹は悟の差し出した手を握り自分も自己紹介をした
「あぁ、コチラこそ。
結城 晴樹です‥
ちょっとこっちに用があったから‥」
晴樹は語尾を濁しながら語った
そんな晴樹を見て悟は苗にボソッと話しかけた‥
「モデルかなんかやってんのか!?
めちゃめちゃイケメンじゃん!!」
「うぅん‥
ただのハレンチ兄さんだょ」
「ハレンチ兄さんっ!?」
晴樹も一緒に聞き返していた
「だって、兄さん意味もなく襲っ‥ぶっ…」
晴樹は慌てて苗の口を手で塞ぐッ
「ナニ、イッテンダヨ!?オマエハっ‥//」
晴樹は赤くなりながら小声で苗を叱りつける
「‥?」
悟はそんな二人を不思議な顔で眺めていた