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君に熱視線゚
第32章 愛着
「あぁぁっ
‥っなんじゃこりゃあッ!??」
「‥んー?‥」
窓から微かに差し込む光の中、まどろんだ意識のまま晴樹は隣でわめく苗を見つめた‥‥
「‥‥なに‥どうした?」
虚ろいながら携帯で時間を確認する‥
時刻は朝8時‥
‥なんだ‥もう朝か──
いつの間にか寝てしまっていたことを自覚する晴樹を苗は激しく揺すった
「兄さん!!
苗、ブラしてないょっ!??
なんで!?
ねぇなんでさっ!!?」
「──…っ
知らねぇーよっ‥‥
自分で苦しいつって外してたぜ!??‥‥//」
晴樹はシラを切り通した
「‥‥なんだ‥そっ。」
「‥」
あっさり引き下がった苗に晴樹は安堵のため息を洩らす
「お前、夕べ酔って寝たからおばさんのとこに電話したら、こっちで預かってくれって言われたから‥」
晴樹は言い訳がましく今の状況を説明した
「‥
それは、お手数をおかけいたしました‥//」
「‥そんな謝んなよ//」
ベッドの上で正座をして三指をつき申し訳なさそうに頭を下げる苗を見て晴樹は少々良心が痛む‥
そう、なぜなら晴樹はけっこう好き放題していたのだから…。