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君に熱視線゚
第32章 愛着
じっちゃんは扉の前に立つと扉に一発蹴りを入れる‥
そして、夏目を振り返りニヤリと不敵に笑うとガラッと簡単に扉を開けてしまった
「‥すげっ!開いた?」
豊作はステッキを振り回しながら鼻歌を歌い玄関をくぐる―――
そして扉をピシャリっ‥
と閉めた
「‥おやぁ
なーんで閉まっちゃったかなぁ‥‥‥
ってじっちゃん!!何も閉めなくてもっ」
夏目は再び堅くなった扉と奮闘する
そして、内側からガンッ!と蹴りを入れる音がした。
「兄ちゃん案外、使えねぇなぁ」
「‥…何を!?…//」
ガラッと開いた扉から呆れながら迎えに来てくれたのは海だった‥
「兄ちゃんが扉開けるの待ってたら日が暮れるって空が言うからさぁ
まぁ、とにかく上がれよ」
「‥//」
夏目は肩を縮めながら海の後をついて行った‥
そして、案の定、遊びはプロレスだった‥
『はぁー疲れた!!』
皆で同時にバテり夏目は二段ベットに倒れ込む‥
「‥‥なんかこの布団、もしかして苗のか?‥//」
枕に顔を埋めるとシャンプーのいい香りが漂う
「そこは、俺だ」
「‥」
答えたのは陸だった