この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
君に熱視線゚
第34章 誤解
「な、なんでって‥」
反対に自分に聞き返す苗に夏目は少し戸惑う
「自分で登録からはずしたんじゃないのか?
俺からの電話が嫌だったんだろ‥‥‥苗は‥」
自分で言いながら悲しさが込み上げてくる‥
夏目はキョトンとしてる苗をジトっと睨んだ
「この間だって全然、俺の話し聞いてくれなかったし‥」
‥しかもいきなり切ったし…
「この間?…ってなんのこと?」
「‥‥
なんだよそれ…」
「大ちゃん苗の携帯に電話した?」
「‥‥!??
したよっ!着歴残ってるだろ!?
苗、途中で電話切ったじゃん」
‥なんだ? なんか話が噛み合ってないみたいだな‥
「そんなの知らないだょ‥」
「はぁ?
‥‥だって、‥電話かけたらちゃんと取っただろ!?
苗じゃないなら誰が取ったんだよ?」
苗はうーむと考えて口を開いた‥
「‥‥
兄さん?‥‥かな?」
「兄さん!?」
‥兄さんって、先輩のことか!?
「‥っそれはおかしいだろ?だって苗、田舎に帰ってた時だし―――って…」
夏目は苗のモノ言いたそうな顔を見て口を接ぐんだ‥
「…ウソ……
もしかして、‥先‥輩も、一緒だったとか?」