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君に熱視線゚
第34章 誤解
「うん‥
兄さんはなんか別の用事があって偶然来たみたいだょ‥‥‥
用事済んだから民宿の仕事手伝ってくれてたんだけど」
「じゃあ‥
もしかして、
俺の電話、先輩が取ったってこと?」
「‥‥‥兄さんにね‥電話出てもらったんだょ
ちょうど手が放せなくてさっ‥
たら、兄さん間違い電話でしつこいから着拒否したって」
‥間違い!!?
汚ぇぇっ
めちゃめちゃ根性悪ぃ奴だアイツッッ!!!
苗の言葉に夏目は沸々と怒りが沸き始めるッ
‥俺がどんな思いで過ごしたと思ってんだよ!!
「ところで大ちゃんは何の用事でかけたのかね?」
眉間にシワを寄せ拳を握り締める夏目に苗は語りかける。
「え
あ、あの‥実はっ」
急にあの話題に話しをふられ夏目は焦った
「実は?」
「じ、じつはっ‥//
もぅ、一回‥
苗と‥俺、まだっ‥
まだ‥苗のことっ‥
めちゃめちゃ好きだからっ‥///‥好き、だから‥
やり直したくて!!」
──‥言った‥//
すげー苦しい‥
めちゃドキドキする…
拳を握り真っ赤な顔でうつ向く夏目を苗は無言で見つめる…