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君に熱視線゚
第34章 誤解
後ろから背中に抱きつく苗に気持ちが揺らぎ胸が痛む‥
苗を乗せるのは二回目‥
初めてのデートの時とそして今日‥
俺は今日、苗にはっきりとフラレた‥
完全に…
でも、嫌われた訳じゃないし今までどうりに苗は口を聞いてくれる…
避けられるよりはマシだよな‥
「苗っ!!」
「ん!?」
夏目はエンジンをかけると苗に呼びかけた
「ちょっと飛ばすからしっかり掴まってろよ!!!」
「アイサー!!」
夏目は沈んだ気持ちを振り払うようにエンジンをふかしぐんぐん風をきる。
真夏の最高の向かい風は溢れかけた夏目の涙もきれいに拭い、拐っていくのだった…
「そこの二人乗りのバイク!! ナンバー****止まりなさい!」
「──…っ!?」
そして、白バイに道路脇に誘導される二人だった