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君に熱視線゚
第35章 バカンス
そんな夏目を甘ったるい声で誰かが呼んだ
‥はヤバいっ
夏目は密かに焦った
「うゎ、ピンクだ!!」
そして陸はナイスバディのアキを見てピンクだと叫ぶ!
陸の中でアキはニャンだーマン5号ピンクに確定した瞬間だった
夏目に近寄り親しげに腕を組む女に晴樹は驚くがすぐに状況を察知した
そして慌てながらアキの腕をほどこうとする夏目に晴樹は言う
「なんだ、お前にしちゃすんげー可愛い彼女捕まえたな‥
めちゃめちゃお似合いだぜ?苗にも教えといてやるよ」
「な、余計なことっ‥」
‥こいつどこまで嫌なヤツなんだよっ
嫌味な顔で自分達を見てる晴樹に夏目は怒りと焦りが同時に湧いていた。
そんな夏目の心情も知らずアキは嬉しそうに尚更、腕を絡めてくる‥
「えー
どうしよ、結城先輩に褒められちゃった!」
「クスッ‥
じゃ二人で仲良く楽しんでってくれよ」
意味深な笑みを浮かべ立ち去る晴樹の背中に夏目はアキの腕を振りほどき叫ぶ
「苗に絶対言うなっ!
あんたやること汚ぇんだよ!!人の番号、勝手に着拒したりしやがって!!」
「―――なにッ!?」
夏目の言葉に晴樹の足がとまる。