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君に熱視線゚
第35章 バカンス
顔を引きつらせながら由美に説明する晴樹に苗はすくっと立ち上がり言った
「じゃ、兄さん。行ってくるから!
‥由美、オイルは兄さんに塗ってもらいなよ!!」
「え、なえちんっ!!‥//」
「──苗っ!!」
言うだけ言って、夏目のとこへ行こうとした苗を晴樹は呼び止めた。
「俺の目につく場所で遊べっ」
「‥‥‥わかりました」
晴樹は自分達の座ってる目の前を指差し密かに脅しをかけている
「ティーチャー呼んできます」
そんな晴樹に苗はびびり、敬語になって姿勢を正した
‥‥とにっ、
なんで苗はいつも──
「あの、‥‥//
コレお願い出来ますか?」
「──…いいよ。」
眉間を寄せる晴樹に由美はサンオイルを差し出す。
今年は小麦色肌のカッコイイ女を目指すため由美はバリバリに焼くつもしでいたらしい。
晴樹はオイルを受けとり由美の背中に塗り始める
「――!?おまっ‥」
「――シッ!‥」
‥きゃ///
先輩の手が先輩の手がっ…
背中を這い回る二つの手の感触に由美は興奮していた
「‥ふぅーッッ‥」
何やら首の後ろには息が吹きかかり、片手はたまに妙な動きをする‥
もうひとつの手は海だった