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君に熱視線゚
第35章 バカンス


「‥‥‥どーしても、ここで遊ばなきゃなんないのか?」

「うん

‥‥保護者命令なんだょ‥」



向こうで遊ぼう!‥そう言われ来てみたはいいが…


晴樹達が休んでいるビーチパラソルの真ん前に連れて来られた夏目は納得がいかなかった‥


‥すげーやりにくい…
なんで邪魔すんだよ



夏目は思ったが、ただ‥

邪魔されたと思ったのは晴樹も同じだった


仕方なく晴樹達の目の前で苗と遊びながら二人きりになる策を考える。


‥見られてるよりはいっそのこと‥‥‥んで、汗かいたから海で泳ごうとか言ってあとから人ゴミに紛れれば‥‥



夏目はビーチボールを手にして、晴樹達に声をかけた。


「よかったら先輩達もどうですか?」

「──!?」


夏目は晴樹をビーチバレーに誘っていた

そして、誘う口調は柔らかいがどこか挑戦的な夏目の誘いを晴樹は受ける‥

「‥あぁ、いいぜ‥‥」

不敵な笑みを浮かべ思い出す‥
そう、あのスポーツ大会の屈辱を今、晴らす時がきたのだ‥

由美はオイル塗ったばかりだからと遠慮をし、晴樹は陸達とチームを組んだ‥


「あ、ちょっと待って、日焼け止め塗るの忘れただょ」

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