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君に熱視線゚
第35章 バカンス
そして──‥
「イエロー…──
お前案外、口程にもないんだな?」
「‥くっ‥//」
砂地に膝から崩れる夏目に容赦ない三つ子の言葉が飛んだ
――――18対7――――
夏目はあっさりと晴樹に負けていた‥
「やっぱ、スポーツ大会の時の勝負はマグレだったんだなぁ〜」
ビーチボールを指先で操りながら鼻歌混じりに嫌味を言う晴樹に夏目は何も言い返せない‥
「お前はやっぱ、俺に負ける運命なんだよ‥クスッ」
‥‥クソ
めちゃムカつく!!
今回の勝負もワン・オン・ワン‥はっきり言って晴樹と夏目の一騎討ちだった
苗と陸達は二人の気迫に圧されボールに触ることもできなかったのだ‥‥‥
‥楽しく遊ぶつもりだったのにな‥‥‥
苗はキャピキャピしながらバカンスを堪能する筈がスポ根のような雰囲気になってしまったと心で嘆いていた
「ティーチャー‥元気出して」
晴樹の毒舌にヤラれしゃがみ込む夏目を苗はなだめる
「グスっ‥
苗ぇ‥やっぱ俺。。。
先輩には敵わないのかな‥」
「‥‥‥
そんなことないだよ!‥タブン」
‥タブンってんな、小っこい声でゆーなよ