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君に熱視線゚
第37章 学園祭

夏休みも明け、二学期が始まり九月半ばになっていた‥
クラスでは来月に行われる学園祭に向けての準備で皆浮足立っている


「なえちんは、準備進んでるの?」

「うん、ぼちぼちっす!」

出店の客寄せ担当になった苗は何か秘策があるらしく個人で淡々と準備を進めていた‥


クラスのみんなで大道具の準備をしながら色付けして行く。
N校舎は男手がないために力仕事も女子で分担しながら少しずつとりかかっていた。

「大ちゃんところは射的屋だって‥」

「射的屋?」

「うん‥メット被った上に番号書いた旗つけてパチンコで射つらしいよ男子が的役で女の子達は司会と周りで声援贈るだけなんだって」


「‥‥体張ってるね」

‥克也クンもするのかな?


由美と克也はあの日から付き合い始めていた‥


「結城先輩のクラスは何するの?」

「わかんない‥
帰りに何回、聞いても絶対に教えてくれないんだよ」

「へぇー‥余計に気になるね」

「うん‥」


二学期に入ってから、夏目は部活と学園祭の準備に追われ遊ぶ暇がない‥
そのためメールは頻繁にやり取りしていた。
そして、晴樹は前のように苗をいつも学校帰り送っている。
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