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君に熱視線゚
第38章 学園祭*付録



「はぃ、おめでとうございます!景品は‥三品ですね!」


係は晴樹に三品の景品とハズレのティッシュを渡す。


「ほら、」

「ありがと!兄さん!!」


晴樹は苗に受け取った景品を渡す‥

そして苗が手にした景品から封筒に入った招待券だけをぴらっと取り上げた。


「あ、兄さん!?
それも苗にくれるんじゃないの!??」


苗は慌てて晴樹に言う!


「くれてやるけど‥

これは俺が預かっておくから、行ける日にちを決めとけよ。」


「え、兄さんも行くの?」

「──…っ…

当たり前だろ!??

誰が取ったと思ってんだよ!?ペア券なんだから俺と行きゃあいいだろうがっ!!」


‥ムカつくッッ!
こいつすげぇムカつく!!!

苗のこの言葉に晴樹は早速キレていた
そして、晴樹は低いトーンで聞き返す‥


「これ‥誰と行くつもりだったんだよお前?‥」


‥誰とだ?夏目か!?武さんか!??

クソッ!俺のことは頭の隅にもなかったのかよっ!



毎回のことだが、苗のこんなところに腹が立つ!

いつも俺は後回し、先送り、、、その度に思い知らされる!!


所詮、俺は兄さん止まり‥

便利な“あしなが兄さん”としてしか見てもらえない‥
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