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君に熱視線゚
第39章 海外からの来訪者
だったら別にそれでいい‥もう、援助をすることでしか傍にいることが出来ないなら‥
それしか他に方法がないならっ‥
苗の気持ちが手に入らなくても‥俺には苗が必要だから‥
苗が居ないと生きてはいけないのは俺の方だから‥
それは十分、あの事件の時に身にしみたッ
頭を抱えながら晴樹の肩は小刻みに震え始める
後は‥っ‥
俺が耐えればいいだけ‥
苗に彼氏が出来たって‥
っ‥俺が耐えればいいッ!
切なく苦しい胸の痛みを流すように、晴樹の瞳からは大粒の涙がとめどなく溢れ出す。
じりじりと燃えていた晴樹の切なく熱い苗ヘの想いはぷつりと音を立てるように切断されてしまっていた‥