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君に熱視線゚
第40章 心の変化
「秋桜?
それもいいな」
‥でも、あのクソ夏目がいるんだよなっ…
思い出したくない奴を思い出し晴樹は顔をしかめていた
‥それでも、苗の傍には居たい‥//
恋敵に対しての嫌悪感より、苗に対しての恋心の勝った晴樹が出した答えは‥
「わかった‥じゃあ弁当楽しみにしてるから‥//」
N舎行き決まりの返答だった
『じゃあ明日は何のおかずにする?兄さんは何食べたい?』
「―――///
明日は‥‥
苗の作ったのなら何でもいいよ‥//」
新婚の奥さんのような会話に晴樹は顔を緩め返事を返す
そんな晴樹の曖昧な答えに苗は喧嘩をけしかけた
『まぁた、そんな答えが一番やりにくいだよね!!
何でもいいとか言って絶対あとから文句言うだよ、そういうタイプはっ』
‥ムッ…
「何だよそういうタイプって!?」
『食べたい物は食べたい!!好きなものは好き!!ってはっきり言えねぇ中途半端な男は所詮、一番大事なもんに逃げられるダセー男だ!って父ちゃんがいつも言ってるだよ‥』
「おまっ………っ」
‥なんで今、そんなこと言うんだよ!!‥//
晴樹は思いっきり自分に当てはまる言葉を言われ顔を引きつらせた