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君に熱視線゚
第40章 心の変化
‥‥どんなに告っても所詮は写真だもんな‥
意味ないってか?
そう思いながら晴樹は急にガバッと体を起こし携帯の中の苗を睨みつけた!
「苗っ
‥よく聞いとけよっ!
俺を半端なダメ男にしたのはお前だからなっ
責任くらい取れってんだ!」
晴樹は写メの苗を指差しながら叱責して愚痴を溢す‥
「───‥‥//」
‥くそ‥
やっぱり‥可愛い‥//
そしてもう一度、画面の中の笑顔の苗に軽いキスを落とし写メを見つめる‥
「‥なえ‥//
おやすみ‥。」
おやすみの言葉を呟き晴樹は少しの間、目を細め笑みを浮かべると、静かに携帯を閉じていた‥
――――‥晴樹?
晴樹の部屋の前でノック仕掛けた手を止め、戸惑う少女が一人‥
「ねぇ村井さん‥
晴樹の独り言って結構激しいのね?」
晴樹の部屋を尋ねたはずのリディはリビングに戻ってくるなりそんな質問を投げ掛ける
「そう言ったお年頃ですから‥‥」
それに返した村井の答えがこれだけだった‥