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君に熱視線゚
第41章 心の変化(苗の異変)
‥寒い日は懐で温めた靴を履かせてあげたいくらいだね!!
苗は心の中で晴樹に忠誠を誓っていた‥
薬局に着くと、苗は赤ちゃんコーナーに向かい必要な物をどんどんカートに入れて行く。
オカンの出産後に備えて、おむつやミルクを苗は手に入れたかったのだ。
会計を済ませ、品物を袋詰めしているとふと、晴樹の携帯に電話が入った
「───っ…」
晴樹は携帯を確認して一瞬焦りを感じる
‥こんな時に何だよリディのヤツっ!?
品物の袋詰めを苗一人に任せ、晴樹は苗から距離を置き電話に出ていた
『晴樹遅い!
まだ、学校終わらないの!?もう、アタシ待ちくたびれたわ!!』
「はあ?だって今日は何も約束なんてしてなかっただろ!?」
電話に出た瞬間ご立腹のリディに晴樹も言い返す
『約束!?そんなのっ‥
したに決まってるじゃない!!
覚えてないの!?』
‥えっ
約束なんてしたか?
強気でリディに返され晴樹はぐっと押し黙る