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君に熱視線゚
第41章 心の変化(苗の異変)

「苗‥」

「はいはい!なに?」


走り出した車の中で話しかけてきた晴樹に苗は明るく応えた。


「今から映画でも見に行くか?」

「映画?‥‥いいねそれ!
今、ちょうど観たいのがあっただょ!!」


「観たいの?

いいよ、じゃあ苗の観たいやつにしようか」

晴樹の提案に明るく乗ってきた苗に晴樹も笑顔で返す

「でも、兄さん忙しいんじゃないの?
お客さんの相手しなきゃでしょ‥?」

「ああ‥昨日散々付き合ったからな
今日は大丈夫だろ!?」


‥俺の全部の時間を使われちゃかなわない‥
今だけでも苗との時間を‥

昨日散々歩き回ったんだ‥さすがに今日は家でのんびりしてるだろ?



晴樹は勝手にそう思い込む‥‥


「そう?

じゃあ‥買い物、先にしていい?すぐ済むからさ」

「買い物?
すぐ済むならいいけど」

そう答え、苗の指定する薬局に車を走らせる晴樹の横で苗は屈託のない笑みを浮かべ横目に通り過ぎる景色を眺めていた


‥いやぁ助かったっ!
兄さんが買い物付き合ってくれる時にしか買い込めないもんね。
ほんと、兄さんには感謝感激だよ!

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