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君に熱視線゚
第41章 心の変化(苗の異変)
仕方なくリディに従いながら、晴樹は唖然とする苗にミラー越しで、ごめんと詫びのジェスチャーを送ってくる。
晴樹に謝られ、苗は仕方なくリディの意見を優先した。
‥まぁ、大事なお客さんならしょうがないか‥
ヒルズ行ってから映画でもいいや‥
苗は携帯の時計を見て次の上映時間を確認する。
‥えと、あ!これなら間に合うなっよしよし!
今日はあまり遅くならないように帰らなきゃだし。
ただ、
そう納得してはみたものの‥
六本木ヒルズを見て回るイコール=半日は余裕で潰れてしまうということを二人は忘れていた‥
ヒルズを初めて訪れたリディは自分の見たいお店をもちろん、くまなく見て回る。
「晴樹! 次はあのお店!」
晴樹の腕を引っ張り色々な店に入る度に晴樹の手荷物はどんどん増えて行く始末‥
そして苗は後ろから二人の後をてくてくとついて回りながらリディの買い物の仕方に興奮していた
「ねえ、このマネキンの着てるのちょうだい」
「はい、少々お待ち下さい」
値段も確かめずリディは店員に言いつけ、片っ端からマネキンを裸にしていた