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君に熱視線゚
第41章 心の変化(苗の異変)
‥あひゃぁえ!?
それも買うの!?それさっきのお店で買ったのと同じに見えるだよっ!?
リディにそう言いたくても言えない‥
苗はリディの大人買いをハラハラしながら見守るしかなかった
ただ‥そう思いながらも苗は羨ましくもあった‥
そう、
誰もが憧れる大人買い
値段を気にせず買い物をしたうえ、同じ物を買い間違ったとしてもカリカリせずに、「まぁ誰かにあげればいいわ」くらいの余裕‥
一度でいいからそんな気分を味わいたいものだ。
‥はぁ‥いいな‥//
大人買いか‥
初めて見ただょ‥
苗はキラキラとした瞳でリディの衝動買いっぷりを見つめていた
*──*
やってみた〜ぃ
大人な買い物
セレブ買い〜
*苗造‥こころの川柳‥*
苗は二人を眺めながらふと、携帯の時計を確認する
そして焦った
‥あ!
もうすぐ映画の時間だ
あちらこちらとリディに連れて回られる晴樹の服の裾を苗はくいっと引っ張った。
「――?ん、なに?」
「兄さんもうすぐ、映‥」
「晴樹!あのお店可愛い服があるわ」
苗が言いかけた言葉を遮るように、リディが晴樹を自分の思うままに引っ張って行く