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君に熱視線゚
第44章 恋の行方
◇◇◇
「…はい、それが…お昼過ぎに帰ってきたまま部屋に閉じ隠りっきりで‥」
時計の針が夕方を指す頃‥村井の携帯に一本の電話が入る。
『何?素行不良の次はヒッキーか!?
何度、携帯に連絡しても出やせんっ!今日、大事な話があるから一緒に食事にとリディにも伝えてあるのに!!』
電話の主は晴樹のパパさんのようだった
「そう言われましても‥何だか様子が…。
呼びかけても返事もなくて‥」
『ぬぁにぃ!!
やっちまったか!?』
「は?」
『ゴホっ‥//
いや、なんでもない‥』
お笑いのネタをやりたかったらしいのだが村井の反応の悪さに恥ずかしさが込みあげたようだ
『と‥//‥とにかく!
部屋の合鍵でもなんでもあるだろう!寝とるかもしれんから、早急に準備させてこっちに向かわせてくれ。
頼んだからな。』
「はい直ぐに支度を‥」
村井に確認を取りパパさんは電話を切った
切れた携帯を見つめ村井はあることを思い出す。
“三人息子の中で誰が似てるかって言ったら晴樹が一番濃い血を継いでるなっ、フハハっ”
会長の茂樹とその息子智晴と三人で会食した時に茂樹が言った言葉‥