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君に熱視線゚
第46章 恋の片道切符二枚組
その意味が知りたいッ
兄さん、兄さん、兄さん!!
今まで何回も聞いたそのセリフ‥
その度に俺は──っ
「なんで兄さんだからって苗と一緒に居なきゃいけない!?‥あ!?なんでだよ!?」
「ふっ‥うぅ‥だっで‥」
「だってなんだよ!?」
「だっでッ嫌なんだもっ‥
兄さんが苗以外の女の子と一緒にいるの嫌なんだもっ!!‥ぅ‥っ」
───!…
「──‥‥は‥‥」
‥‥‥
‥‥‥‥//‥っ
はっきりと聞いた苗の言葉に晴樹は力んだ肩の力を一気に解放すると強いため息を吐く──
張りつめた緊張がほどけ、晴樹はシートにどさっと身を預けた。
興奮で荒い呼吸が落ち着きを取り戻したかと思った途端に鼓動が胸の奥で暴れ始める…
晴樹はいまだにグズっている苗に目を向ける‥
『苗以外の女の子と――』
シクシク泣く苗を見つめさっきの言葉をもう一度思い出す
‥‥//
なんだよ‥っ‥
完全な妬きもちだろ、それって‥‥//
初めて聞いた苗の気持ち。
抑えていた想いは瞬く間に熱を蓄える
なんで‥
俺は何をあんなに我慢してたんだ?‥//
胸が疼く‥
今までにないほどに、
甘く疼く──
兄さん、兄さん、兄さん!!
今まで何回も聞いたそのセリフ‥
その度に俺は──っ
「なんで兄さんだからって苗と一緒に居なきゃいけない!?‥あ!?なんでだよ!?」
「ふっ‥うぅ‥だっで‥」
「だってなんだよ!?」
「だっでッ嫌なんだもっ‥
兄さんが苗以外の女の子と一緒にいるの嫌なんだもっ!!‥ぅ‥っ」
───!…
「──‥‥は‥‥」
‥‥‥
‥‥‥‥//‥っ
はっきりと聞いた苗の言葉に晴樹は力んだ肩の力を一気に解放すると強いため息を吐く──
張りつめた緊張がほどけ、晴樹はシートにどさっと身を預けた。
興奮で荒い呼吸が落ち着きを取り戻したかと思った途端に鼓動が胸の奥で暴れ始める…
晴樹はいまだにグズっている苗に目を向ける‥
『苗以外の女の子と――』
シクシク泣く苗を見つめさっきの言葉をもう一度思い出す
‥‥//
なんだよ‥っ‥
完全な妬きもちだろ、それって‥‥//
初めて聞いた苗の気持ち。
抑えていた想いは瞬く間に熱を蓄える
なんで‥
俺は何をあんなに我慢してたんだ?‥//
胸が疼く‥
今までにないほどに、
甘く疼く──