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君に熱視線゚
第48章 X'masの夜に…
ニューヨークの寒空の真下…
高層ビルマンションの一室からは和食の香りが漂っていた…
苗は晴樹のマンションのキッチンで腕を奮う。
先程届いたお爺からのプレゼント。Xmasケーキとターキーの丸焼きをテーブルに並べ、晴樹のリクエストの味噌汁を作る。
晴樹は自分の為に料理をする苗の後ろ姿を微笑ましく思いながら見つめ、部屋の中を見渡した…
…///
ふと、微かに顔が緩み赤らむ
赤い顔をさりげなく手で覆うと晴樹は苗の背後に立った…
「なえ…」
苗を呼びながら晴樹は後ろから抱き締める。
「ん?…お腹すいた?
もうできるだよ」
「…//」
苗の後頭部にコツンとおでこを付け、甘える晴樹に苗は空腹の子供をあやすように言ってのける
まるで陸達と同じ扱いだった…
「そうじゃなくて…
そう…じゃ、なくてっ…//」
晴樹は苗の腰に回した腕にギュッと力を込める…
艶やかな苗の黒髪を高い鼻先で伝いうなじに軽くキスをする
そして耳元で囁いた…
「わかってると思うけど…
ベッド…
一つしかないから…」
「…//…っ」
「一つだからっ…」
言いながら全身が熱くなってきていた…