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君に熱視線゚
第48章 X'masの夜に…
豪快な笑い声を残し、切れてしまった携帯を晴樹は見つめ、握り締める…
「…ふぅ、おじさんも案外手強いかもな」
そう呟くとベッドに潜り再び苗に寄り添った。
窓から差し込むXmasの照明が苗のふっくらとした頬を照らしている
暗闇に落としたかと思うとパッと明るく浮かび上がる。
晴樹はそんな苗を愛しそうに見つめると柔らかい頬に唇をそっと押しあてた。
チカチカと照らす明かりが眩しくないように、晴樹は苗を大事そうに包み込む…
これからも苗と二人でこうして居られたら…
温かい苗の体温を感じながら、晴樹は望む。
抱き締めた苗の黒髪に頬擦りしながら優しく目を細め、晴樹はこの上ない幸せな表情を溢していた…
ずっと俺だけの苗でいて欲しい…
その願いを叶えるには、認めてもらわなきゃ始まらない。
認められて初めて俺が苗を幸せにする権利が手に入る。
それから俺だけの苗になるんだから…