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君に熱視線゚
第49章 *。゚*゚。〜おまけ〜*゚。*゚。
………う
……ぅ…
「…ぅあっ
だんでだよ苗ぇ」
柔らかな陽射しが差し込む3月の昼下がり。
穏やかな雰囲気を乱す喚きが夏目家に響き渡る。
夏目は可愛らしい封筒を持つ手をプルプルと震わせ号泣していた
**
夏目 大介 様
差出人
結城 晴樹
田中 苗
*婚約披露宴ご招待状*
夏目宛てに届いた封筒にはそう書かれていた…
「…ふ、
不幸の手紙だ………」
夏目はガクッと膝を付きそう呟く
そう…
夏目からしてみれば、届いた人を不幸のどん底に突き落とすという、忌み嫌われたあの不幸の手紙そのもの…そう思っても仕方のないことだった
二人が付き合い始めたことは聞いていた。
それを聞いて一瞬、焦りはしたがただ、夏目には余裕があったのだ…
晴樹は諸事情で渡米している。いつ帰るかは未定
…なんだ、付き合ってる意味ないじゃんそれじゃっ!
二人の遠距離恋愛を甘くみた結果が今、夏目の頭上にズシッと乗し掛る