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君に熱視線゚
第49章 *。゚*゚。〜おまけ〜*゚。*゚。
「俺の国体まで待っててくれるんじゃなかったのかよ苗のバカヤロっグス」
そんな約束をしたか否かはわからぬが、夏目は苗を相手に二度目の失恋をしてしまったのだった
***
そして披露宴当日…
「ふぅっ…う…
ぅう…ぐすっ
くぅっ…ふ…うぅぅっ
…なえぇ!!…ズビビッ…」
新婦側の友人席からは、この場に合わない悲しみを背負った招待客の嗚咽が周りの目を牽いていた
「大介
そんなに泣くなら来なきゃいいだろ」
由美と一緒に招待されていた克也は周りの目を気にして夏目を肘で小突く
「この目で確かめたいんだよ!!もしかしたらドッキリかもしれないだろ!?…グスッ
は!?──
そうだよ…
絶対にそうだっ!!」
「……」
がんとして譲らない夏目を二人は気の毒そうに見つめていた…