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君に熱視線゚
第6章 伝説マン
そして、チラッと夏目を見ると再び苗に話しかける
「何?苗、バレーに出るのか?」
「うん、兄さんは何やるの?」
「俺はバスケだよ‥」
「バスケだけ!?」
苗は確認した
「あぁ‥なんで確認するんだ?」
「だって、兄さん噂によると伝説のプレイヤーらしいじゃん!!
バレーに出られたら困るからさっ、今回はなんとしても勝ちたいんだょ!!」
「なんで?」
熱弁する苗に晴樹は聞いた
「だって、各種目ごとに優勝したらノート貰えるんだって!!
だから今、絶対勝つための秘策を練ってるとこ!」
親しそうに話す二人を夏目は驚きながら見つめていると苗の裏切り行為が始まった…
「なんだ‥ノートが欲しいのか?
それで、あの気合いの入れようだったのか?」
晴樹はさっきのGOーGOー言ってた苗の姿を思い出した。
「てやんでぃ!だって、
ノート10冊だよ!?
その上、鉛筆1ダースがついてきやがるんだ!ちきしょぅめっ!!
勝たずにいられるかってんだ!!!」
‥なんで江戸弁なんだよっ?
興奮気味の苗に晴樹は一瞬たじろぎ言った
「‥ノートが欲しいんなら俺が手に入れてやるよ」
そんな晴樹の余裕の言葉に夏目は少しムッとしている