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君に熱視線゚
第51章 番外 後編
・
「買収も是非にと、直ぐに話がまとまったようです。買収値もかなり安値だったと…」
「へえ…」
「安値の代わりに観光地として活性化させて欲しいと条件付きだそうですが」
「そんなこと態々条件付けなくてもホテル業ならやるさ」
「ですね」
村井は相づちを打つと付け加えた。
「──…あと、社長からのご提案だったので、全責任を社長に委ねるそうです…」
「………」
村井の言葉に晴樹は無表情だった顔を激しく崩した。
「げっ…──マ、ジに!?」
「はい、昨日…可決したそうです」
村井はそう言って弄っていたパソコンを晴樹に見せていた。
「うわ、やられた──っ」
送られてきたメール読んで頭を掻く。
「気負わずやってみたらどうですか?」
「他人事だな村井は!?」
さらりと言って退ける村井に反論する。
くそっ──!!
この仕事が一段落したら苗との新婚生活と学生生活を楽しもうと思ったのに──
なんでこう、次から次へと持ち込むんだよ!?
晴樹はカリカリしながらやる気をなくしていく。
「たぶんこれからの事に大いに役立つと思いますよ。苗さんと一緒に取り組んでみては?」
「苗と!?」
「ええ」
「苗とどう取り組むんだよ?只でさえ一風変わった感覚してんのに…」
「買収も是非にと、直ぐに話がまとまったようです。買収値もかなり安値だったと…」
「へえ…」
「安値の代わりに観光地として活性化させて欲しいと条件付きだそうですが」
「そんなこと態々条件付けなくてもホテル業ならやるさ」
「ですね」
村井は相づちを打つと付け加えた。
「──…あと、社長からのご提案だったので、全責任を社長に委ねるそうです…」
「………」
村井の言葉に晴樹は無表情だった顔を激しく崩した。
「げっ…──マ、ジに!?」
「はい、昨日…可決したそうです」
村井はそう言って弄っていたパソコンを晴樹に見せていた。
「うわ、やられた──っ」
送られてきたメール読んで頭を掻く。
「気負わずやってみたらどうですか?」
「他人事だな村井は!?」
さらりと言って退ける村井に反論する。
くそっ──!!
この仕事が一段落したら苗との新婚生活と学生生活を楽しもうと思ったのに──
なんでこう、次から次へと持ち込むんだよ!?
晴樹はカリカリしながらやる気をなくしていく。
「たぶんこれからの事に大いに役立つと思いますよ。苗さんと一緒に取り組んでみては?」
「苗と!?」
「ええ」
「苗とどう取り組むんだよ?只でさえ一風変わった感覚してんのに…」