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君に熱視線゚
第51章 番外 後編
・
「もう最後は逃げようもなかっただょ…」
「まあ、大事にしてもらえよ!晴樹もお前に一生懸命みたいだしよ」
「……一生懸命?」
「……おお、お前だけだぜ?アイツがあんなに尽くしてる女って」
「……──」
「なんだ…気付いてなかったか?」
「……気の利く兄さんだとは最初から思っただけど…」
「尽くされてるとは思わなかった──…てか?」
苗は静かに頷いていた。
貴志は頬杖ついて鈍ちんの苗を見た。
なるほど…
アイツも苦労するわけだ……
「すげーなお前…」
ボソリと呟く──
貴志は呆れを通り越して思わず尊敬の目を苗に向けた。
・
「ところで初夜はどうだった?お?」
貴志はニヤニヤしながら聞いてきた。
「なんでそんなこと聞くだかね!教えないよーだっ」
苗は赤くなりながら出された料理に箸をつけた。
「晴樹のやつ時間掛けて抱いたか?な?」
質問がエロイおじさんと変わらない。綺麗な顔して下品なのは相変わらずだ。
新しい晴樹ネタを仕入れようかと貴志は苗に詰め寄る。
「処女なら痛かっただろ?」
「──っ…」
貴志のこの一言に苗の箸が止まっていた──
「や…、やっぱり処女だと痛いの当たり前だかねっ!?」
「お?」
苗は無痛だった自分を結構気にしていたようだ。
ちょっと食い付いてきた苗。必死の形相で俯いて聞く苗を貴志は覗き込む。
「マシューは痛くなかったっ…てか?」
苗は真っ赤な顔で大きく頷いた。
「もう最後は逃げようもなかっただょ…」
「まあ、大事にしてもらえよ!晴樹もお前に一生懸命みたいだしよ」
「……一生懸命?」
「……おお、お前だけだぜ?アイツがあんなに尽くしてる女って」
「……──」
「なんだ…気付いてなかったか?」
「……気の利く兄さんだとは最初から思っただけど…」
「尽くされてるとは思わなかった──…てか?」
苗は静かに頷いていた。
貴志は頬杖ついて鈍ちんの苗を見た。
なるほど…
アイツも苦労するわけだ……
「すげーなお前…」
ボソリと呟く──
貴志は呆れを通り越して思わず尊敬の目を苗に向けた。
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「ところで初夜はどうだった?お?」
貴志はニヤニヤしながら聞いてきた。
「なんでそんなこと聞くだかね!教えないよーだっ」
苗は赤くなりながら出された料理に箸をつけた。
「晴樹のやつ時間掛けて抱いたか?な?」
質問がエロイおじさんと変わらない。綺麗な顔して下品なのは相変わらずだ。
新しい晴樹ネタを仕入れようかと貴志は苗に詰め寄る。
「処女なら痛かっただろ?」
「──っ…」
貴志のこの一言に苗の箸が止まっていた──
「や…、やっぱり処女だと痛いの当たり前だかねっ!?」
「お?」
苗は無痛だった自分を結構気にしていたようだ。
ちょっと食い付いてきた苗。必死の形相で俯いて聞く苗を貴志は覗き込む。
「マシューは痛くなかったっ…てか?」
苗は真っ赤な顔で大きく頷いた。