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愛のムチ
第1章 愛のムチ

ハァッ…ハァッ…
自分の呼吸音がやたらと耳につく。
まだ視界がチカチカしているし、少し頭がふわふわしていて思うように身体を動かせないでいると
「やっとイけたな。今日は帰ってもいい……と言いたいところだが」
「んあっ!」
あたしの体重を支えてくれている先輩の指はまだ胸に残っていて、敏感になりすぎている頂点を少し摘まれただけで電流が走り、一気に覚醒する。
背中をぐんと押されてひとりで座らせられると、先輩はあたしの前に回った。
あたしの目の前には先輩の股間。
上を向こうとしている長い竿が揺れて、その下につながっていく少し重たそうな袋。
こんなことになってるモノを見るのは初めてで、少し怖気づく。
「悪いな、亜美の触ってたらサカったからちょっと舐めてくれねえ?」
「……は、はい」
舌先を出してアイスを食べるようにぺろりと先端を舐めてみるけど、その場に留まってくれないソレは逃げてしまってうまく舐められない。
「失礼します」
竿の真ん中あたりにそっと指を添え、唇で頭を押さえて何度か舌を上下に往復させると
「……んっ」
先輩が艶っぽく吐息を漏らす。
目線だけ先輩の顔に送ると、こちらを見下ろしていた先輩とばっちり視線が絡まった。

