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第1章 愛のムチ

　「全員胸を出せ」


　「えっ？？？」


　唐突な先輩の命令に、驚きと戸惑いを隠せない。


　「服を捲って…下着もだ。胸を出せと言ってる」


　おずおずと言われた通りに胸の上まで衣服をずり上げて胸を露出する。

　　
　「よし。全員きれいなおっぱいだな」


　褒められて照れ笑いを浮かべるあたしたちに、更に先輩は要求する。


　「ラケットを胸に押し当てるんだ。…そう。そしたら乳首に意識を集中しろ。
　乳首はボールだと思え。ボールの気持ちを乳首で感じ取るんだ」


　「…あ」
　「ふぁ」

　　　
　隣の子がラケットを上下左右に動かすと、ガットで乳首が擦れて様々に形を変えているのが見える。