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愛のムチ
第1章 愛のムチ

気持ちがいいのか小さく開かれた唇からは艶っぽい吐息が零れていて、見ているだけでドキドキしてくる。
いけない、見とれている場合じゃなかった。
早くあたしも……しなくちゃ。
「!……んんっ」
ソフトに押し付けて動かすとガットに優しく乳首を撫でられてくすぐったいけど気持ちがいい。
それも何度か繰り返しているうちにもう少し刺激が欲しくなってしまってラケットを強めに押し付けてみると、格子から勃ち上がった乳首がぴょこんと飛び出して…すごくそれが愛おしく思えてしまう。
気持よくなりたい……
ラケットを細かく震わせて格子の角に乳首が当たるようにすると、なんとも言えない感覚が襲ってきて、膝が震えてきた。
「我慢できなければ座ってもいい。でもよーく感じろよ?
強く押すように速く動かしたときと逆にソフトに動かしたときの差……わかるか?」
「う……ぁ、はい、わかります……」
速い動きにはよく撥ねる。撥ねて……気持ちよくなっちゃう。
「それを使い分けるんだ。ラケットのどこでするのが一番気持ちいい?」
「んんっ……真ん中……ですっ……は、ぁ……」
「ボールもそこで打たれるのが気持ちいいんだ。その場所忘れるなよ。身体で覚えるんだ」
なるほど……。だからスイートスポットって言うのかも。さすが先輩。
和馬先輩はあたしたちの行為をじっと見つめながら、的確にアドバイスをくれる。

