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愛のムチ
第5章 繁がり
律動はゆっくりから始まり、徐々に力強さと速さを増してきて、どんどんあたしを狂わせる。
「あっ!あっ!あっ!あああ!やン!」
激しく打ち付けられて何度も意識を飛ばしそうになりながら
「亜美!亜美!」
先輩が熱に浮かされるようにあたしの名前をつぶやいてる声を聴きたくて懸命に脳を覚醒させる。
肉がぶつかり合う音が大きく響き、
「せんぱ……っ!激し!ぁあぅああぅあああああっ!」
「……くぁあっ!」
声にならない先輩の呻きが聞こえた瞬間、一気にあたしの中から引きぬかれたソレはあたしのお腹の上で白濁とした快楽の塊を放出した。
ハァ…ハァ……
先輩が今まで見たことがないような甘い顔で照れたように笑い、顔を近づけてくる。
この表情、すごく愛おしい。
微笑み返すとまだ整わない呼吸が重なる。
「んぅ!」
軽く唇を吸われただけで、また脳が爆ぜるような気がする。
「起きられる?」
あたしの身体を起こして柔らかく抱きしめてくれる先輩の腕の中は温かくて、安心できて、居心地がいい。
先輩の胸に頭を預けて余韻に浸っていると
ガチャリ!
入り口の扉が開く音がした。
「亜美~、おめでとう!!」
「へ?」
まだ全く思考が回っていないところに突然の訪問者。
恥ずかしいとか、そんなことも感じられずにただただ驚くことしかできない。
あたしたちを取り囲んだのは、他の女子部員とそのペアの先輩たち。