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女刑事 沢木麻衣子の性
第5章 終章 その後
麻衣子は2週間の休暇をもらった。

非番ではなく、完全な休暇だった。

麻衣子はずっとマンションに篭っていた。

何もする気になれなかったし、食欲もなかった。



麻衣子は例の事件の事を・・いや、例の犯人の事をずっと考えていた。

昔愛した恋人に瓜二つだった犯人の事を・・







麻衣子が休暇を取って10日が過ぎた頃、部下の斎藤が麻衣子を訪ねて来た。

「すみません、お休みのところお邪魔しちゃって・・」

斎藤が恐縮しながらリビングのソファに腰を下ろした。

「よかったら食べて下さい」

斎藤が手土産のケーキを麻衣子に手渡した。

「ありがとう。ずっと1人だったから退屈してたよ」

麻衣子が久しぶりにその美貌に笑顔を浮かべた。

「そうですか・・じゃ、良かったです」

斎藤はいつになく緊張しているようだった。

「どうした?そんなに硬くなるなよ」

麻衣子は斎藤にコーヒーを勧めながら笑った。

「じゃ、せっかくだからケーキを・・」

麻衣子が斎藤が持ってきたケーキを分けようとした時だった。

「うっ・・?」

突然の吐き気を催した麻衣子は慌ててキッチンに走ったのだった。

「どうしたんですか?大丈夫ですか?」

斎藤がソファから腰を上げて心配そうに声をかけた。

しばらく嘔吐感で苦しんでいた麻衣子は、ようやく落ち着いたらしく戻ってきてソファに腰を下ろした。

「やっぱり・・妊娠したようだ」

「えっ・・?い、今何て・・?」

「妊娠したらしい・・」 

「ブッ!」

斎藤が口に含んだコーヒーを掃出した。

「まさか、この歳で妊娠するなんて・・」

麻衣子は困ったように項垂れた。

「ほ、本当ですか?警視が・・?」

「ああ、私もまだ女だったようだ」

「そ、それって・・ち、父親は・・」

「おまえも見たろう?私が中出しされたのを・・」

麻衣子はコーヒーを飲みながら言った。

「ど、どうするんですか?」

斎藤が身を乗り出して聞いた。

「父親のいない子になるけど、仕方ない。私が一人で育てるよ」

「産むんですか?」

「中絶はしたくない・・。せっかく生を授かった命を殺したくない」

「警視・・」

斎藤はショックを受けていた。




 
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