この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘めた花は彼の腕の中で咲く
第8章 あの人の事がよく分からない…

青い顔をしたまま、財布からお札を取り出して私に握らせると、足早にこの場から立ち去った。
状況が掴めず、ポカンとしてる私に繁正さんは微笑んだ。

「余計な事しちゃったかな?」
「いえ、ありがとうございました。私がしっかりしていたら、原田さんにご迷惑をお掛けしなかったんですけどね…」

出社して人が増えてくると、こちらをチラチラ見てくるのが気になって仕方ない…

「…すみません、そろそろ人が増えてきたんで」
「そうだな。それじゃあ、佐々木さん」

遠ざかる後ろ姿を見送ってから、仕事の準備に取り掛かった。

ーーーーーーー

「あれ?舞ちゃん今日は社食?」
「うん、お弁当作る気になれなくて…」
「珍しいね」

木曜日以外はお弁当を作っているが、今日は朝帰りで作る時間が無かったので、社食で済ませる事に。
選んだのは生姜焼き定食。

「そういや、今朝親会社の人と居たけど、どうしたの?」
「…昨日資料探しを手伝って、そのお礼を言われてたの」
「ふーん、昨日って合コンじゃなかった?」
「…その資料探しが結構時間掛かっちゃって、間に合わなかったんだ」




/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ