この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘めた花は彼の腕の中で咲く
第9章 始めて見た時は、君しか見えてなかった…

私だって、役に立つと知って欲しかったから…

「馬鹿だね、自分から背負わなくても…」
「借りたお金だから返さないといけなかったから…」
「建前はそれで、本音は私への対抗心だった?」
「うん…」

隣から深いため息が聞こえ、どうしたらいいか分からなくなる…
…自分が原因なのに、これで離れられても仕方ない。

「舞花にしてみたら、『贅沢だな』って思うかもしれないけど…」
「…?うん」
「…私ね、本当は皆から褒められて期待されるの嫌だったんだ…」
「えっ…」

そうだった…のかな?
褒め言葉を掛けられ、頭を撫でられている時、姉はそれを嬉々として受け止めていたように見えていたから…


「小さかった頃は褒められるのは嬉しかったけど、いい子でいさせるために親があれこれ禁止して、自分の好きな事が出来ないのは辛かったな…舞花の身体が弱かったから、余計に熱を注がれてたのかな?

中学生になって反抗期が来ると、イライラするようになって親に反抗さてたなー。可愛い妹が居るのに、頑張っても褒めない、可愛がらない両親が気持ち悪くなって余計にね…」




/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ