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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第11章 君に危害が及ぶ前に身体が勝手に動いてたんだ…

「これ、今月分です」
「いつもすまないね。あんまり無理に返さなくても良いからな、親戚なんだから」
「親戚だからこそ、お金の貸し借りはきちんとしておかないと」

2人分のお金を渡したところで、姉が少しムスッとした表情になった。

「舞花ったら酷いの。借金の事何も話さないで1人で背負って…私ってそんなに頼りにならないのかな?」
「そんな事…っ」
「違うよ。舞花は新婚の桜を気遣ったんだよ」

「なあ?」と伯父に同意を求められ、何度も頷いた。

「独り身とは違って、色々な場面でお金は入り用になってくるから、舞花は遠慮したんだよ。そこは分かってあげなさい」
「はい、分かりました」
「お姉ちゃんごめんね」

するとパタパタと廊下を走る音が聞こえ、応接間の扉が勢い良く開いた。
その人物は伯母さん…

「桜ー、来てたのー!!」
「どうも…」
「来てたんなら、先に挨拶くらいしてよ」

伯母は昔から姉に構いっ放しで、姉も辟易する程…
だけど、本人は姉に嫌がられている事に気付かない…

「ああ、伯母さんどうも…」
「ああ、あんたも来てたの」
「……」

平凡な私には素っ気なく、無視される事もあったっけ…
まあ、この扱いの差には慣れっこだけど…



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