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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第3章 君を俺好みの女性にする
「はぁ…」
ギリギリで逃げられたけど、このままここに居ても、襲われる機会なんていくらでもあるよね…
私、繁正さんに凄い事されるんだろうな…
トイレを済ませて部屋に戻ると、繁正さんはコーヒーを用意していた。
「舞花ちゃんにも用意したから飲んで」
「ありがとうございます」
「アレルギーとか無い?」
「大丈夫です」
出されたのは、コーヒーではなくホットミルク。
普通に出したけど、これに何か入れてるんじゃ…!?
クンクン…
「変なものは入れてないから、熱いうちに飲みな」
「すみません、いただきます」
一口飲むと、甘い香りがフワッと広がった。
「美味しい」
「良かった。蜂蜜を入れてるんだ」
「蜂蜜を入れると美味しくなるんですね」
息を吹きかけながら飲んでいると、繁正さんから熱い視線を感じた。
目を合わせると、カップごと手を握ってきた。
「舞花ちゃん…」
「あの、繁正さん…」
ピロリロリーン
「な、何ですか!?」
「あー、風呂沸いたみたいだ」
「そうなんですね」
「…舞花ちゃん、良かったら風呂入る?」
「えっ?」