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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第12章 彼女の真似でもしてくれるの?
繁正さんの方へ身体を向かせ、今度は私から抱き締める。
「もちろん。君を大事にするから」
顔のあちこちにキスをしながら、ソファに押し倒された。
繁正さんの手が身体に伸びる瞬間、悪戯っぽく笑って右の手の平を軽く押した。
「いてっ!?」
「キスは良いけど、エッチは怪我が治るまで禁止です」
「えー、なんで?せっかく気持ちが通じ合ったのに…この状態でシないの?」
子どもみたいにムッとする繁正さんが可愛い…
可愛さに負けそうになる…
「繁正さん…今は療養中なんですから、休んで下さい。興奮したら傷口開いちゃいますよ」
「もう十分休んだよ」
繁正さんの頭をポンポンと撫でてあげて、鼻にキスを落とした。
「私はただ繁正さんの怪我が心配なんです。復帰が延びたら仕事にも支障がでるでしよ?だから治るまで我慢して下さい」
「まあ、復帰出来るように頑張るよ…」
「治ったら繁正さんにいっぱいお付き合いしますから」
「「………」」
「……マジで!?」
「え!いや、あの…」