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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第13章 それは知られたくなかった
「そういや、原田さんとはいつから知り合いだったの?」
「結構前からかな?財布拾った時にお礼してもらって、それっきり…(本当はその数日前なんだけどね…)」
「原田さんって1度会った人も覚えてるんだね。会社では接点無いように見えたけど、裏では逢引していたんだね」
「言い方やめてよ、ご飯行ったりしてただけだよ」
色々してたけど、けいちゃんには口が裂けても言えないよ…
「舞ちゃんに変化があったのは、3週間くらい前かな?たまに部署に来る原田さんを目で追っては、話し掛けたそうにしてるの見て、『恋してるな』って思ったのら」
3週間前は、参加予定だった合コンに参加する男性陣が私の事を酷い言葉で話しているのを聞いて傷付いた時…
あの時の誘い方はちょっと強引だったけど、ご飯に連れて行ってもらい、ホテルで気持ち良くしてもらったおかけで立ち直れた。
その頃からドキドキしてたのは、繁正さんが素敵なだけじゃなくて、意識してたからドキドキしてたんだと思う。